日機装の文化

2025/07/23

【Bright3周年】社会を支える技術と人々に光を。日機装「Bright」の歩みとこれから

【Bright3周年】社会を支える技術と人々に光を。日機装「Bright」の歩みとこれから

目次

2022年7月に開設された日機装のオウンドメディア「Bright」が、このたび3周年を迎えました。本記事では3周年という節目に、改めて「Bright」が目指すものや、これまでの歩みをご紹介します。

読者の皆さまには振り返っていただくタイミングに、今回はじめて「Brihgt」を知る人には、どんなメディアなのかを知っていただくガイドとなれば幸いです。

そもそも「Bright」ってどんなサイト?

Brightは、日機装が運営するオウンドメディアです。「社会を根底から支える技術や製品、人々に光をあてる」をコンセプトにしており、「ものづくり」「くらしを豊かに」「いのちの現場」「日機装の文化」という4つの切り口から、日機装とパートナーの取り組み、関連分野の市場動向や技術をわかりやすく紹介しています。カーボンニュートラルから空飛ぶクルマ、世界の医療現場など、多彩なテーマを扱っています。

なぜ「Bright」は立ち上げられたのか

日機装の製品は、発電所やプラント、航空機、医療現場など、人々の生活を支えるインフラで数多く利用されています。しかし、BtoB事業が中心であることから、その重要性に比して、企業としての姿が世の中に広く知られているとは言えませんでした。

社会を根底から支える技術や製品、それを支える人々に光をあて、その価値を伝えていきたい。この想いが「Bright」立ち上げの原点であり、メディアの根幹をなすコンセプトです。

また、日機装はインダストリアル、航空宇宙、メディカルと複数の事業を展開していますが、長年お付き合いのあるお客さまでも日機装の一事業の側面しか知らない、ということも。Brightを通じて、日機装を多角的に知ってもらいたいという想いもありました。

編集部が記事づくりで大切にしているのは、常に読者の視点に立つこと。一方的な情報発信ではなく、読者にとって有益で、純粋に「面白い」と感じられるストーリーを届けることを目指しています。

編集部山本:それぞれの分野で蓄積された専門的な知見には、一般的には知られていないけれど、聞いてみたら「おもしろい」「なるほど」と思う話など、日機装だから発信できる情報があると思っています。そのような記事を多数展開することで、一般の人と日機装との接点をつくりたいと考えました。

Brightが歩んできた3年間とその役割

Brightの記事は、平均月2~3本のペースで掲載されており、開設から3年間でPV数は約5倍に成長しました。Brightが歩んだ3年間を数字でご紹介します。

  • 開設日:2022年7月1日
  • 掲載記事本数 (2025年6月末時点):80本 
  • 2022年7月~2025年6月末のユーザー数※:累計約16万人
  • 2022年7月の月間PV数:5,251PV
  • 2025年6月の月間PV数:25,068PV
    ※ユーザー数=アクティブユーザー数

多くの人に日機装を知ってもらうことを目的として始めたBrightですが、記事が増えるにつれ、さまざまな役割を担うようになりました。

たとえば、採用候補者に向けて、日機装で働くイメージを具体的に伝える役割です。実際に、面接の場ではBrightが話題に上ることが増えており、「Brightを読んで事業内容や雰囲気がよくわかった、共感できた」という声が聞かれるようになりました。

採用活動でもBrightを活用しやすいよう、人事部とも連携し、今年からBrightを冊子にして採用イベントで配布する取り組みも開始しています。

また、社内のコミュニケーションを活性化させる役割もあります。日機装では、産業用特殊ポンプ、精密機器、透析装置、航空機部品など、同じ会社の中でも事業は多岐にわたり、それぞれに高い専門性があるために、隣の部署が何をしているかくわしく知らない社員も。

「Bright」を通じて普段関わりのない他事業の取り組みを知ってもらうことで、日機装全体への理解が深まっています。今年実施したBrightに関する従業員アンケートでも、「他部署の頑張りを知り良い刺激を受けた」という声も多く、会社としての一体感の醸成にもつながっています。

編集部が選ぶ「Bright」を象徴する記事3選

これまでに公開した80本の記事の中から、編集部がとくに「Bright」のコンセプトを体現していると考える記事をご紹介します。

① 日機装が活躍する「現場」を知る


エネルギーインフラを支える仕事とは 〜LNG基地で働くサービスエンジニア〜 |Bright

「Bright」は、社会を根底から支える技術や製品、人々に光をあてて紹介するとともに、未来に向けて挑戦する日機装の取り組みを紹介します。

bright.nikkiso.co.jp

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舞台は、四国のエネルギーを支える坂出LNG基地(香川県坂出市)。顧客と日機装のエンジニアによる対談からは、「エネルギーの供給を止めることはできない」という共通の使命感が伝わります。

取材時、顧客から寄せられた「“かかりつけ医”であり“救急医”」という言葉は、両社の強い信頼関係を象徴していると言えるでしょう。企業間の垣根を越え、チームとしてインフラを守るパートナーシップが描かれています。

日機装がお客さまと共に支えるエネルギーインフラ。普段知られていない、社会基盤の舞台裏がわかる記事です。

② 日機装だからこそ伝えられる業界の「最前線」に触れる


【透析医療とSDGs #1】透析医療を取り巻く課題―環境問題や働き方について考える |Bright

「Bright」は、社会を根底から支える技術や製品、人々に光をあてて紹介するとともに、未来に向けて挑戦する日機装の取り組みを紹介します。

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東京女子医科大学の土谷健先生を迎え、透析医療が抱える課題を「持続可能性」という観点から紐解くインタビュー記事です。大量の医療廃棄物やエネルギー消費といった環境問題、医療従事者の働き方などのテーマについて議論を交わし、「命を救う」という使命と「持続可能な社会」をいかに両立させるか、その最前線をお伝えしています。

近年関心が高まる、医療のSDGsについて知りたい方におすすめの記事です。

③ 日機装で「働く人」を身近に感じる


誰からも頼られる“コーディネーター”として。航空宇宙事業・海外営業職の魅力とは |Bright

「Bright」は、社会を根底から支える技術や製品、人々に光をあてて紹介するとともに、未来に向けて挑戦する日機装の取り組みを紹介します。

bright.nikkiso.co.jp

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航空宇宙事業の海外営業として活躍する社員にインタビューしたこの記事。「日機装で働く人のリアルな姿」を伝えています。世界各地の関係者を巻き込んだスケールの大きな仕事を楽しみ、子育てと両立しながら生き生きと働く姿が印象的です。

グローバルに活躍したい、社会インフラに携わる仕事に関心のある方におすすめの記事です。

編集部が選ぶ印象に残っている記事

今年5月に公開された、兵庫医科大学の新﨑信一郎先生による、指定難病「潰瘍性大腸炎」の解説記事です。


【専門医が解説】潰瘍性大腸炎の症状・診断方法・治療法|血球成分除去療法という選択肢 |Bright

「Bright」は、社会を根底から支える技術や製品、人々に光をあてて紹介するとともに、未来に向けて挑戦する日機装の取り組みを紹介します。

bright.nikkiso.co.jp

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この記事の制作背景には、「外から見えづらい難病への社会的な理解を広げたい」という願いがありました。公開後には、「この病気を取り上げてくれて嬉しかった」という反響が複数ありました。

編集部高野:この記事の公開後に寄せられた読者の方からの声は、自分たちの発信が誰かの心を動かしたという確かな手応えとなり、編集部の大きな励みになっています。

最後に

これまでBrightのインタビューに登場した社内外の関係者は約85名。制作に携わる関係者を含めると、100名を超えます。

編集部山田:Brightの取材や記事執筆にあたってはインタビュー対象者の方をはじめ、多くの方にご尽力いただいています。読者の皆さま、ご協力いただいている皆さまには感謝の思いでいっぱいです。

日機装が挑戦を続ける限り、Brightが伝えるべきストーリーが尽きることはありません。

同じく社会を支えるパートナー企業との協業や社会課題解決への貢献など、社外との関わりに、今後もいっそう光をあてていく方針です。たとえば、水素航空機の実現に向けたJAXAとの連携もその一つ。異なる強みを持つパートナーと、新しい価値を生み出していくその最前線が届けられることでしょう。

編集部が目指すのは、専門家も納得する「深さ」と、誰もが理解できる「分かりやすさ」の両立。そして、社内の人間が当たり前と思っていることの中に隠れている「おもしろさ」を、常に新鮮な視点で発見し、発信し続けることです。

4年目も、読者の皆さまに新たな発見と共感をお届けできるよう、編集部は挑戦を続けていきます。これからの「Bright」にも、どうぞご期待ください。